日本写真学会には研究分野ごとに多くの研究会があり、活発に活動を行っています。
写真家、メーカー技術者、画像研究者による意見交換の場を提供し、写真表現の拡大、機材の開発、新規な知見獲得など相互にメリットを得ることと、プリントによる表現の重要性の啓蒙と魅力の発信を行う。現在、「表現力に注目したデジタルシステムと銀塩システムの比較プロジェクト」を転展開中。
今やカメラといえば、デジタルカメラが隆盛となり、各社とも精密機械、光学、電気、情報処理の融合による新たな価値提案を行っている。 そのような状況の中で、若手技術者にタイムリーな各種最新技術情報を提供し、また技術者同士の交流の場を提供するカメラ技術セミナーの企画行う。
専門性の高い技術者、カメラ業界関係者、カメラに高い興味を持つ写真愛好者へのカメラとその周辺の基礎技術教育の場の提供とを行う。
画像/映像の長期保存に関して、材料、ハード/ソフトを含むシステム設計および歴史/芸術/活用等の幅広い分野を技術領域とする。写真分野には、デジタル技術が急速に導入され、次々と新しい形式の写真が生み出されているが、写真の本来の意義である保存まで考慮して開発されたシステムは少ない。逆に、将来の写真画像の消失への危惧から画像保存の重要性がますます高まっている状況の下、アナログとデジタルの画像保存に関する技術課題の解決を目的とする。
生活空間が情報端末を意識せず、双方向にネットワークで繋がるアンビエント情報社会を実現する為、写真技術に立脚したファイン・ナノテクノロジーの活動領域に加えて、写真で培った有機・無機・高分子およびハイブリッド材料技術・プロセス技術の深耕を通して、大型フレキシブルデバイスを実現へ向けた技術者の交流を行う。
次世代の機能性材料の創出を目的に、構造制御により従来にない新しい光機能性を発現させる取組みや光機能性新規材料の研究開発が、近年盛んに行われている。最新のトピックスに関する講演を企画し、同分野の技術者の交流を行う。
デジカメや画像処理技術の進歩で、「天体写真好き」の方が増えていることを受けて、デジカメや画像処理技術の原理や技術動向を知ってよりレベルの高い作品作りを目指す方々を対象に、天体写真に関係する技術の講演を企画し、情報交換を通して、課題の明確化をはかる研究会(勉強会)。
宇宙線を利用した宇宙の構造の解明や大型構造物の透視に最適な、3次元高解像度センサーとしての写真フィルム(原子核乾板)の調製と利用技術に関して、改良を要する技術的課題の研究開発を行う。
写真学会と関連の深い医療画像関連企業の参画を得て,医用画像を専門とする他学会と連携して,学会内でのセッションやシンポジウム等の企画,運営を行う。(1)「X線撮影装置の画質改善・デジタル処理技術・利用技術」、(2)「デジタル病理画像技術」、(3)「医療におけるカメラの利用技術」を研究する。
写真関連企業やアカデミアおよび一般と「写真好き」がたくさんいます。そんな方々が集まり、写真に関連する生産現場の見学や写真展などの鑑賞や写真の魅力に溢れる講演など、を聴き、写真の持つ魅力を学術や技術の要素を取り入れながら楽しむ、講演会、見学会と講師との意見交換を行う企画を行います。
「写真」の基礎的な、理論や技術を学び、写真の楽しさを感じていただき、写真作品をより多くの人に見せる楽しさや、自身の写真の世界を広げる実習を通して、『写真のエキスパート』となって頂くための講習会の企画運営を行います。受講修了者は、「写真」の文化をより広く、普及して行く人材として期待されます。
写真を鑑賞したり、撮影することから受ける印象や感想を、子供たちの教育に活かすメディアリテラシー学習を基礎に教育への写真応用を研究する。
写真について知識を深めるためには、歴史をたどろうとするとカメラの歴史に行きつく。写真発明から200年に向け、写真・カメラ史を研究する。
最新デジタルカメラシステムの技術動向と最新の映像出力技術と表現技術の情報を会員やフォトビジネスに携わる皆様、企業・学術関係者、写真愛好家など幅広い方々に伝える技術アカデミーを企画する。
CP+会場の日本写真学会ブースで、写真学会の活動をPRします。
写真印刷では、これまで色再現に加えて、紙質や表面加工といった直接五感に訴えかける要素も重要になってきている。写真印刷の基礎から応用までを解説し、写真表現の幅を広げられることを目的としたセミナーの企画を行う。
デジタルカメラやプリンターには高度な光学やエレクトロニクスの技術が存在します。写真関連の仕事に従事する方から一般の写真愛好者に、それらの技術の基礎を広く知識として身に着けて、より充実した写真の楽しみ方をして頂くための講座を企画します。
分光画像・デジタル画像、画像評価の技術基盤での活性化を図る新領域を取り込み、関連団体との連携を強化する。分光画像処理による異なる照明下による色再現とその評価、質感 (光沢、粒状感) の解析とその定量化に関する研究、3D、VR、AR等の画像技術分野における画質や疲れの評価などが対象となる。