(2021年5月29日更新)
日本写真学会では、「写真・画像と社会・文化の交差する領域を探る2021年」のテーマのもと、Onlineによる年次大会を開催します。写真はあらゆるものの真の姿を写し取るための技として、人々の生活と文化の中に深く浸透しています。日本写真学会では今回の年次大会に、写真や画像に社会と文化の観点を広い範囲にわたって取りいれて新しく楽しむ場を、毎年の研究・技術発表の場に加えて開催します。ここではそれぞれの専門領域にとらわれることなく、異分野と交流し、その知見を取り入れることで、さらに深みを目指します。
そのため今回は、新しく「大きな宇宙と小さな粒子」、「環境とエネルギー」、「文化と歴史」、「健康な生活」という4つの広く包含する分野をたて、融合するプログラムを組んで参ります。昨今のコロナの影響でオンライン
での大会となりますが、そのメリットを最大限に活かします。その一つとしてこれまでの学術研究発表の場としての口頭発表、ポスター発表の他に、こういうものを広く見せて議論する場としての「展示レビュー」の企画を立てました。研究や技術のアイディア、天体などの技を極めた写真、役に立つ製品などを展示してもらい議論します。この企画にもご期待ください。
日本写真学会 会長 中野 寧
年次大会実行委員長 久下 謙一
【日 時】 2021年7月21日(水)・ 22日(木)
【内 容】オーラルセッション、ポスターセッション、展示レビュー
【会 場】 Online 会場
【主 催】 一般社団法人 日本写真学会
【協 賛】 画像関連学会連合会(画像電子学会、日本印刷学会、日本画像学会)
【発表形式】
○口頭発表:Zoom のweb 会議システムを使用します。発表はプログラムに沿って音声と画面共有で行います。 質疑応答を発表に引き続き行います。座長に指名された人の音声による質問に対し、発表者がその場で答えます。発表時間は討論を含め20 分の予定です。
○ポスター発表:大会Web サイト中のタイトルごとのページにポスターを掲載します。参加者は各ページにアクセスして、ポスターを閲覧します。質疑応答にはZoom のブレイクアウトルームを使用します。口頭発表のない時間帯にコアタイムを設けますので、発表者はその時間帯にブレイクアウトルームに待機し、そこに入室した参加者と音声による質疑応答を行います。
なお、口頭発表とポスター発表の内容には、これまでに発表されていない新規な内容を必ず含めてください。
○展示レヴュー:大会Web サイトに同じくページを設けて、そこに展示物を掲載します。発表者は都合のよい時間を公示してブレイクアウトルームに待機し、そこに入室した参加者とやりとりして交流します。展示のみとすることもできます。展示内容は新規の学術研究発表に限定しません。研究や技術のアイデア・企画の展示、研究室・研究プロジェクトの紹介、美術館・博物館等の企画展や活動などの紹介展示、新技術の機器展示、天体写真などの写真作品の展示も含めます。口頭発表と同じ演題で展示レビューを一緒に行うこともできます。詳細は展示レビュー案内を参照ください。
○なお、すべての発表内容は、公開される可能性があることを前提に作成してください。
【発表資格】
口頭発表とポスター発表の登壇者は、日本写真学会の正会員か学生会員であることが必要です。発表申込み時に日本写真学会に入会すれば、登壇者となることができます。
展示レビューの発表代表者は会員でなくてもかまいませんが、大会への参加は必要です。
【研究発表募集分野】
今回新しく4 つの分野を設けました。これらと、これまでも募集している5 つの分野とで募集します。すべて写真や画像との関わりをもとに、各分野間の重なり・融合を促進するようプログラムを組みます。
A) 大きな宇宙と小さな粒子: ビッグバンや天体写真から、宇宙線や素粒子まで
B) 環境とエネルギー: 写真や画像の関わりによる発展
C) 文化と歴史: 写真が語る分化と歴史
D) 健康な生活: 医療から、生活、心の健康、教育など
E) 画像入出力技術: カメラ、光学系、プリンター、ディスプレイなど
F) 機能性材料とシステム: 光・放射線応答材料、画像形成材料、それらのシステムなど
G) 画像処理と画質評価: 質感再現、認識、セキュリティ、符号化など
H) 写真の表現と技術: 写真による芸術表現と技術の関わり、写真を活用した文化教育など
I) 画像保存・アーカイブ、写真史: 写真や画像の保存と利用、写真の歴史など
【発表申込】
発表申込はe-mail にて受け付けます。以下の申込書式のファイルをダウンロード、必要事項を記入ください。200 字程度の発表概要が含まれます。この発表概要は公開されません。このファイルを添付して、下記アドレス宛にお申込み下さい。スパムメールと誤認されないようメールの題名は「年次大会発表申込」として、本文も「年次大会発表申込」と記入してください。同じグループや発表者からの複数の申込みであっても、申込1件ごとに1メールでお願いします。口頭発表と展示レビューを同じ演題で行う場合は、合わせて1 件となります。
申込専用e-mail アドレス:spij2021@isl.titech.ac.jp
発表申込締め切り日:延長しました。 2021 年6月7日 (月)
【講講演要旨】
口頭発表・ポスター発表をされる方は、すべて講演要旨を作成いただきます。講演要旨は大会のオンラインで見ることができ、また大会後に日本写真学会誌に掲載されます。予稿原稿提出の詳細については、発表者に作成要領をご連絡します。また学会ホームページのお知らせの2021 年次大会のページにも掲載します。発表内容が特許申請等と関連する場合、公開日は学会開催日となります。
原稿送付先専用e-mail アドレス:spij2021@isl.titech.ac.jp
予稿原稿締切日: 2021 年6 月14 日 (月)
【内容紹介】
すべての発表について、内容紹介を作成いただきます。1 ページ以内で書式の指定はありません。提出がない場合は、演題、発表者名、申込時の発表概要を記載したものとします。内容紹介はオンラインで見ることができますが、学会誌には掲載しません。提出要領は、上記の講演要旨と同じですが、締切日が異なります。
紹介原稿締切日: 2021 年6 月21 日 (月)
【大会参加申込】
すべての発表への参加と、展示レビューのみの参加の2 つの区分で参加申込を受け付けます。
参加費 全発表への参加: 会員9,000 円、シニア会員6,000 円、学生会員2,000 円、 非会員10,000 円、学生非会員3,000 円
展示レビューのみへの参加: 一般3,000 円、学生1,000 円 (会員・非会員の区別はありません)
※非会員の方:参加申込前に入会手続きを取って頂ければ、会員価格での参加が可能となります。(入会申込は こちら から)
【参加申込締切】 2021年7月9日(金)
【連絡先】
◆ 申込に関するお問い合わせは年次大会実行委員長へお願いします。
2021年度 (一社)日本写真学会 年次大会実行委員長 久下謙一
〒263-8522 千葉県千葉市稲毛区弥生町1-33 千葉大学アイソトープ実験施設
E-mail:kuge@faculty.chiba-u.jp
Tel:043-290-3454 FAX:043-290-3490
◆ 大会のお問い合わせは写真学会事務局へお願いします。
日本写真学会事務局
〒164-8678 東京都中野区本町2-9-5 東京工芸大学内 日本写真学会 2021年次大会係
E-mail:info@spij.jp
Tel:03-3373-0724 Fax:03-3299-5887